『果報は寝て待て』という、ことわざがあります。
果報とは幸せや幸運のことだそうです。
幸せや幸運は、寝て待っているとそのうちやってくる。
まさに『棚からぼた餅』を想像する人が多いでしょう。
『棚からぼた餅』だったら、本当に苦労しなくてよいのですが、
世の中そんなうまい話はありません。
(もし、そんな話があったら、怪しいと思ったらいいでしょう。
人間、儲け話は人に教えたくないのが本音だと思います)
幸せや幸運がむこうからやってくるということでなければ、
どういうことになるのでしょうか?
「果報は、寝て待てでなく、練って待て」と言われます。
「ねる」は「ねる」でも「ねる」違い(笑)
枕を友とし、眠って待つということではなく、
練って待つということだそうです。
練るとは「計画を練る」とか、「練習」の「練」の字ですから、
準備すること。努力する事。
タネを蒔く事を表す字ですね。
幸せや幸運というものは待っていれば、やってくるものではなく、
日々の努力精進が幸せや幸運を生み出していくということです!!
『いつ芽が出るかを気にせず、ひたすらタネをまけばよい。
まかずに、はえてくることばかり、考えている者ばかりだ』
もちろん努力精進するのは他人ではなく、自分自身です。
日々、努力精進し、よい種を蒔いている人が、
よい縁、よいタイミングに恵まれた時、幸せの花を咲かせるのでしょう。
反対に日々、よい種蒔きを怠っている人は、
よい縁、よいタイミングを逃しているのかもしれません。
ブッダの知恵では、この法則を因縁果の法則として、
精密に紹介されています。